現代は「腰痛は日本人の国民病」
といわれるくらい腰痛持ちの人は多く、
「私の腰は全くなんともない!」
という人はまずいないのではないでしょうか。
それだけにいろいろな治療法、
腰痛改善体操・ストレッチも
テレビの健康番組や
インターネットサイトでも紹介されていますね。
それらの中には効果のあるものもあるかもしれませんが
効果がないものも少なくないのでは・・・・
効果がないものにはちゃんとした理由があり、
その理由から改善することによって
効果も期待できます。
以下で詳しく書きます。
効果がない理由は骨盤習慣を無視しているから
先ほど書いた、効果がない理由とは、
『骨盤習慣』を無視していることです。
『骨盤習慣』という言葉は
多くの人が初めて聞く言葉かもしれませんね。
ですが、それほど難しい意味はありません。
”普段の”骨盤の習慣、
つまり姿勢や動作のことです。
骨盤は、身体の中心、つまり腰にあって、
上半身と下半身をつないでいます。
正常な骨盤はまっすぐ立っているのですが、
私たちがふだん無意識にとる姿勢や動作によって
前や後ろに傾くことがあります(前傾・後傾といいます)。
そうなると腰周りに過度の負担がかかって腰痛などの
良くない症状の原因となってしまうのです。
(どちらの傾きでも猫背になるため、
腰痛だけでなく肩こりのリスクもあります)
よって、傾いた骨盤をまっすぐ立てた姿勢をとる事、
骨盤を傾ける動作をしないようにする事で
骨盤習慣を改善すれば腰痛も改善されてきます!
骨盤の傾きはお尻で判断できる
先ほど書いた骨盤の前傾・後傾ですが、
腰痛のある方はご自分がどちらのタイプか
初めにチェックする必要があります。
なぜなら、骨盤がどちらに傾いているかわからなければ、
直しようがないからです。
骨盤のチェックは、姿見などの
”全身がうつるような大きな鏡”を使います。
その鏡の前に立ったら、90度真横を向いてください。
- (出典:「週刊女性」 1月15日22日合併号
【未来が変わる「骨盤立たせ」習慣】
カリスマ整体師 小林篤史 先生)
そしてご自分のお尻を見た時に、
腰が反って(反り腰といいます)
お尻がでっぱっていれば、
骨盤は前傾しています。
逆に腰が丸くなって
お尻がないような姿勢では
骨盤は後傾しているといっていいでしょう。
骨盤をまっすぐ立てる方法
ご自分の傾きの向きがわかったら、
鏡でお尻を見ながら、
骨盤をまっすぐ立てるようにしてくださいね。
骨盤前傾の人はお尻に手を当てて前に入れ込むように、
骨盤後傾の人はお尻を持ち上げるようにすると、
それぞれまっすぐになってくるはずです。
ですが、長年骨盤が傾いたままでいると
骨格や筋肉がその形でガチガチに固まっている場合があります。
そうなると、いきなり骨盤をまっすぐ立てようとしても難しいことが多く、
予め骨盤周りの筋肉をストレッチで伸ばしておく必要があります。
伸ばす主な筋肉は、骨盤前傾では太ももの前側、
骨盤後傾では太ももの後ろ側の筋肉です。
自分一人ではうまくできない、
効果がない、
そもそも傾きがわからない。。。
といった場合には、お近くの姿勢専門の
整骨院や整体院にご相談してみてください。
予めインターネットのホームページを見て、
良さそうな所を選ぶと良いでしょう。
6つの骨盤習慣で立った骨盤をキープ!
骨盤がまっすぐ立ったらまた傾かないよう、
6つの骨盤習慣でキープしましょう。
- 実は先ほどの骨盤の話も
以下でご紹介する骨盤習慣も
先日発売された「週刊女性」の記事からの引用です。
(出典:「週刊女性」 1月15日22日合併号
【未来が変わる「骨盤立たせ」習慣】
カリスマ整体師 小林篤史 先生)
1、プラス5センチ大股で歩く
2、「見えないシッポ」を踏まないように座る
3、かばんや荷物はひっかけないで手から下げる
4、ながら抱きをやめる
5、ものを取る時はゴリラのポーズで
6、無理な姿勢で物を取るのをやめる
一つ一つは特に難しいことではないですよね。
でも、ついつい日常生活でやってしまいがちなことが多いです。
知らず知らず自分で自分の骨盤を傾けてしまっていたのだから
考えてみると恐ろしい話です・・・
実際にやってみていただけるとわかりますが、
姿勢が悪い(骨盤が傾いている)と、大股で歩けません。
なので、いつもより大股で歩くことが骨盤へ好影響を与えます。
次に、人間にはシッポはありませんが、
尾骨という骨がお尻の肛門の前にあります。
尾骨はシッポの名残ですが、
そこから見えないシッポが
生えていることをイメージして
踏まないように(骨盤後傾しないように)
まっすぐ骨盤を立てて座るようにしてください。
3番目は、よく女性が肘にカバンをかけている動作のことです。
そうすると上腕二頭筋という腕の筋肉に負担がかかり、
やがて固まって姿勢がゆがんでいくリスクがあります。
肘を伸ばして持ち手を手で持つようにしましょう。
4番目は、赤ちゃんや幼児を片手で抱っこしている姿勢のことです。
ついやってしまうのでしょうが、
かなり腰の片側に負担がきつくかかりますよね。
よって、抱っこするときは両手を使うか
ベビースリングの使用がおススメです。
5番目は、ちょっと意外かもしれませんね。
足元のものを取るとき、つい膝を伸ばしたまま
腰を丸めて手を伸ばす人が多いです。
ですが、その姿勢は腰へ無理な負担がかかるので
膝と股関節を曲げ、背筋を伸ばしたゴリラのポーズをとってください。
最後は基本ですね、「無理な姿勢でとらない」。
横着して今いる位置のまま、
無理に手を伸ばすということは
やはり”無理”があります。
腰や肩を傷めるリスクもあるので
気を付けるようにしてくださいね。
まとめ
日本人の多くが悩む腰痛ですが、
腰痛体操などやっても効果がない場合は、
骨盤習慣を見直す必要があります。
まずは、骨盤の傾きをチェックし
まっすぐ立てることができたら、
6つの習慣でキープしてくださいね。
実は当院も姿勢専門の整骨院ですが、
先ほどご紹介した(「週間女性」に掲載された)
カリスマ整体師 小林篤史先生直伝の猫背矯正をはじめ、
姿勢をよくするセルフケアのご指導など
来院された患者様の腰痛改善に貢献させていただいております。
ちなみに、”矯正”と聞くと、人によっては、
「「バキッ」とか何か痛いことをされるんじゃないか?」
と警戒されることがあるかもしれません。
しかし当院の猫背矯正は、
骨の弱いお年寄りまで受けられるソフトな手技で
受けている最中、思わず「うとうと・・・」
と眠くなってしまうほどです。
無料の姿勢チェックもおこなっておりますので、
お気軽にご相談ください。
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埼玉県川口市の接骨院 元郷名倉堂
「猫背矯正の講師もしている猫背矯正マイスター」