交通事故の際は非常に大きな衝撃を受けることになるため、スポーツなどによる怪我と比べて重症化したり症状が長引いたりするという特徴があります。そして、最悪の場合、症状が残ったままの状態になってしまいます。これを「後遺障害」と呼んでおり、特に関節を動かせる範囲が狭くなる、頭痛や吐き気が続くといった症状が多く見られます。できるだけ後遺障害が残らないように治療するためには、早期に治療を始めること、そしてきちんと通院を続けることが大切です。仕事や日常生活に支障が出るようなことがないよう、しっかりと治療をしていきましょう。

強い痛みや痺れ、身体の変形、そして仕事や生活に支障が出るほどの症状が残っている場合には、後遺障害等級認定を申請することができます。後遺障害には症状の程度によって等級があり、その等級に合わせて保険金が支払われることになります。認定を受けるためにはいくつかの押さえておきたいポイントがありますので、当院ではそういった保険に関するサポートも丁寧に行うことを心がけています。

そもそも、交通事故に遭った時、整骨院で治療を受けられることをご存じない方も多いようです。整骨院は柔道整復師という国家資格を持つ治療家が施術を行っており、厚生労働省から準医療機関としての認定を受けています。そのため通常の怪我については健康保険を使った治療を受けることができ、交通事故の際には自賠責保険による無料の治療が可能です。

整形外科は医師がおり、レントゲン検査をしたり痛み止めの注射を打ったりすることができます。当院では手技を使った治療や電気治療器を用いた早期回復治療を受けて頂きます。レントゲン検査では判断できない筋肉や腱の損傷へアプローチすることが出来ます。「整形外科は検査をするところ」「接骨院・整骨院は治療をするところ」です。整形外科と併用することも可能なので、それぞれの役割を上手く使いながら、できるだけ早く治すようにしましょう。